どうもよよよです
12月
世の中はさらにせわしなく動いていく
少し前までは僕もあの中の住人だったのだ
でも今は少し離れた場所からそれを見ている
年末というのは誰が決めたかしらないがとにかく忙しい
仕事もプライベートも
日々の用事をこなしていくだけで時間が過ぎていく
去年までは、そうしてひたすら身体を動かしてはいるが、自分がどこへ向かっているかも分からず不安だった
暗闇の中をがむしゃらに走っているかのような感覚
だが今は、ゆっくりしているが、あの頃のような不安はない
自分が進むべきところが分かっているからだ
少しずつ歩を進めていけばいい
自分が思うままに歩んでいけばいい
今週はどうなったのか
総投資額 17,240,000
今週の評価額 20,754,866
先週の評価額 20,661,727
移住までのしばしの穏やかな日々を送っている
熾烈な同盟争いを繰り広げるネトゲの合間
凝り固まった身体を伸ばしにたまに近所の寺へ散歩に行くと、石造りの階段の頭上にある紅葉に心奪われた
近くにこんな場所があったのか
最近はこういったちょっとしたことで感動をするようになった
仕事をしている時はたまに遠出しても月曜日に待っている退屈であり、心身ともに疲労する作業が憂鬱で、綺麗な景色や風景を眺めてもどこかそれを楽しむ余裕がなかった
ずっと面白いことがなにもなく灰色だと思っていたこの町も
濁っていたのは僕の目のほうだったのか
そうだとしたらこの11年とても勿体ないことをしたかもしれない
その時にしか感じられない、いろいろなものを見逃してきたかもしれない
でもこれからは気づけると思う
今まで見逃していたものに気づいて生きていきたい
そんなことを澄んだ空を見ながら思う、よよよ29歳、年末に退職を控えた12月の寒い季節のことであった