どうもよよよです
また、大分県のとある集落で「村八分騒動」があったらしい
「村八分」を受けた大分県の男性が提訴 対立が先鋭化した理由は - ライブドアニュース
大分県の集落に移住した男性が21日、「村八分」を受けたとして提訴した 自治区についていけず退会すると、ため池から取水できなくなったという 元区長は運営など徐々に変えようと説得したが、男性ら家族は出て行ったそう
2018年終わりごろにも大分県の集落で「村八分騒動」が話題になり、世間の物議をかもした
立て続けに2度目、まったく、同じ大分県民として残念なことである
こういうニュースが出るたび「やっぱり田舎は閉鎖的で住みたくない笑」なんて世間に言われるのがシャクに触る
いくら都会の人間が「田舎暮らしがしたい」と言っても周りは森や山に囲まれ家が10戸しかないような集落にいきなり住み始めるのは難易度が高すぎる
当然助け合いも必要になるし近隣との人間関係も濃密にならざるを得ない
そんな小さな共同体のなかで自治会を退会したりすれば、住みにくくなるのは必然だ
僕みたいに田舎移住でもある程度人がいてシステマチックに行政が機能しているところに住めば良いものを、「田舎暮らしつったら山奥っしょ!」とわざわざ難易度Sな移住をする必要があるのか?発想が極端過ぎるのではないだろうか
それで移住生活に失敗したら「はい村八分!大分県は閉鎖的でキモイ県!」と世間がレッテルを貼るのはおかしい
問題なのは想像が先行してしまっている極端な移住であり、地方移住自体に悪い印象がつけられるのは看過できない
都会でも使えないオッサンをハブる職場があるように、小さいコミュニティを運営していく上でこういう問題はついてまわるもので、それは田舎だけの問題ではなく人間全般の問題だということを分かっていない人が多い
都会は人が多く1人1人との関係が希薄だから問題が起きにくいだけ 特別に田舎者が陰湿という事ではない
きっとこの問題になっている自治会と移住者の人との関係もちょっとしたすれ違いでこうなってしまったのだ
人が少ない消えゆく自治体が移住者を歓迎しないわけがない
人間同士がケンカしたら一旦距離を置くのが最善だったりするが、10戸しかないようなところだと散歩でもすればどうしても顔を合わせてしまうし、逃げ場が無くお互い冷静でいられなかったのではないだろうか
狭い人間関係に閉じ込められたくなければ、「大きなコミュニティに属するか、あるいは完全に1人で暮らすか」だ
生活用水をため池から取水するような小さい自治体に属するから些細な人間関係のこじれが大きな問題になる
僕のように田舎でも行政がしっかり機能しているところに移住して知り合いの1人も作らず、隣の部屋のアパート住民の顔も知らないような暮らしをすれば、なんらトラブルに巻き込まれることはないのである
「都会は人が多いから嫌だけど、1人孤独も寂しい」
と都会人は暖かいご近所付き合いに憧れてこういった小さい集落に移住するのかもしれないが、それは実際とんでもなく難易度が高くもっと簡単な移住もある、ということは忘れないでほしいものだ
短絡的な田舎差別はやめて、合理的な地方移住をしてほしい
少なくとも杵築市市内の1万円アパートで引きこもりセミリタイアをすれば、村八分なんてことは絶対にありません
大分県全部がダメ!なんて勘違いはしないでもらいたい
大分県アピールと共に、短絡的な田舎差別とも闘っていく移住セミリタイアブロガーなのだった…