どうもよよよです
ストを起こした従業員に代わり臨時店員で営業再開した佐野SAの現状からわかる事『代わりはいくらでも居ない、という事を管理職は知るべき』 - Togetter
ストライキを行っている話題の佐野サービスエリアの新情報を見た
人事のトラブルがきっかけで、普段からの扱いの不遇による鬱憤もありストライキされているんだとか…素晴らしいですね
体は無職、心はいつまでも物言う労働者、の僕としてはストライキと聞くとワクワクしてしまいます
社長は稼ぎ時の夏休みを逃すまいと代わりの人員を配置し難を逃れようとしたようですが、現場は大混乱だったそうです
メニューを縮小しラーメンだけの提供にも関わらず長蛇の列、壊れた券売機は直せなくてんてこ舞い、代わりに入った臨時従業員には同情してしまいますね
まぁ確かにSAで提供する料理なんて凝ったものではなく例えばラーメンなら、「麺を茹でてレトルトのスープの中に入れるだけ、こんなのは今日入った新人でもできる」と思ってしまうのも無理はないかもしれません
そう思ったから臨時従業員を入れて営業再開したのでしょう、しかし結果は無残…
どんな仕事でもそうですが、プロの仕事って簡単そうに見えるんですよね
なぜ簡単そうに見えるかというと、普段働く人が効率良く動けるように働きながら最適化した仕事に「している」からです
私もかつて働いていた工場の仕事も世間では単純作業などと言われていますが、単純作業を単純作業としてスムーズに終わらせられる域に至るまで、作業員は適した動き方、作業時の疲れない力の入れ方、段取りや準備のスムーズな進め方、機械の不調をすぐに察する観察力
それらを普段の仕事で学びつつ改善し、簡略化最適化した結果、簡単に見せているのです
熟練したプロの作業員がやれば簡単そうな単純作業、しかし素人がやれば単純作業ではなくやたらとややこしくて汗だくになる大変な作業をしているなという印象を受けるでしょう
プロの熟達した仕事であればあるほど、素人目には簡単そうに見えるんだな、工場仕事をしていてそんな風に思った経験が何度もありました
それはどんな仕事でも一緒、プロほど仕事を簡単にこなす、それを素人が見て「大した事ない仕事だなぁ」と評価するのは、悟空と敵の闘いが早すぎて全く何も見えていないヤムチャ視点での発言だということです
どんなに簡単そうな仕事でも替えはきかないということ、いや、むしろ簡単そうに仕事をする人ほどそこに至るまでの本人しか知りえない小さく、しかし貴重なエッセンスが多分に含まれた技術を努力によって会得している「替えのきかない人材」なのかもしれません
簡単そうに仕事をする人をバカにしてはいけません あなたの経験不足でそう見えているだけなのかもしれませんからね
この社長も普段からSAで働く人々に対して、替えのきかない人材だというリスペクトがあれば、ストライキなどという憂き目に遭わなくて済んだかもしれません
どんな仕事でもその道のプロがやっている仕事だということ、世の経営者には忘れないでいて欲しいものです