どうもよよよです
「無職になって良かったこと」の18番目くらいにノミネートされる事柄のひとつと言えば、「足の巻き爪が治ったこと」がある
在職中、僕はたびたび巻き爪に悩んでいて右足の親指の爪が肉に食い込み、時には靴下まで出血した血がにじむようなこともあり、日々の労働のストレスにさらなる拍車をかけていたのだった
どうせよよよは不器用だから爪の切り方が悪いのだろうお前は本当に何をやってもダメだな、と思われるかもしれないがそんなことはない
僕も時には反省だってします
ネットで切り方を勉強して爪切りに臨みネットの画像の通りスクエア型に切る事を成功させるも、いつの間にやら爪の先が肉に食い込んでいるのである
これは推測だがおそらく、やはり工場で働いていたので着用が義務づけられていた安全靴が悪いのだと思う
安全靴の足の先には1トンの荷重に耐えられる鉄板が入っており、この鉄板がいざという時、労働者の足を守ってくれるわけだが、まぁそんな鉄板が入った安全靴の履き心地は当然悪く、けつまずくと足の指先が鉄板に衝突しイタイイタイになる事もしばしば
その硬い安全靴の先と、ダンボール梱包作業特有の前かがみの姿勢の奇跡のコラボで爪がクニュっとなり巻き爪になってしまうのだ、という結論に達した
身体のどこかがずっと痛い、それはこの世で一番の不幸では無いだろうか?
定期的な収入があろうが、承認欲求が満たされようが、身体のどこかがずっと痛ければその人は不幸だ つまり俺は不幸だった
僕と足の爪君は全く同じ、安全靴という名の鉄の壁に阻まれ出ることが出来ない哀れな囚人だったということです 巻き爪で流れた血は僕の血の涙
僕は自分自身と足の爪君を鉄の壁から解き放ち、自由にすることに成功したんです
今では常に解放的な素足、ああ、素足
当然爪に干渉していた鉄板もあの灰色の工場の嫌な思い出となり、苦い過去のものです
人間、一日中素足でいられる事より素晴らしいことがあるか?いや無い
巻き爪に悩む現代人は年々増えていると言います
最近では働く女性がヒールやパンプスを強制される風潮にNOを叩きつける#KuTooというSNSでの運動もありました
全く同情します 安全靴はまだ意味がありますが、あんな履きにくそうな靴を履かせられる意味は全くありません
そう、堅苦しい靴を履くというのはそのままその人が堅苦しい身分であることを表しているのです
一日中、気持ちよく素足でいられる僕は、それが自由人だという証になると言えるでしょう