どうもよよよです
前回のあらすじ
紅葉と金運を求めて国東市富来に来たが、当の富来があんまり栄えてなかったことに不安を感じつつよよよのとみくじロード巡礼は続く…
マネーき猫公園を出た僕は次の巡礼先へ向かうことに
近くの富来漁港では三毛猫のオスを悪天候を予知する縁起のいいものとして船に乗せているうち本尊として崇められるようになったそうでその名残りでこんな公園が出来たんだとか
伝説に水を差すようですが仮に猫が悪天候を予知出来たとしても人にそれを伝えることはできないでしょ
きっと猫好きの漁船乗組員がどうしても猫を船に乗せたいから、船長を騙すために「猫、縁起いいらしいッスよ!」と嘘をついて漁に連れて行ったに違いありません
猫からしたら迷惑な話だ
お次は富来神社の開運運玉を抱えた唐獅子です
この玉に触りながら金運アップをお願いすると、もう儲かって儲かってしょうがないらしい!おいマジか
ということで僕も収入アップのお願いをしましたよ
ブログ読者がもっと広告に興味を示しますように!
世の企業がとち狂って、もっとポイントばら撒きをしますように!
これで僕もお金持ちですね
富来神社で金運パワーをさらに貯めて、向かうは旅の終着点、紅葉の名所でもある文殊仙寺です
しかし僕はその道中、奇妙な光景を目にすることになるのです…
人が田んぼに突っ立ってる…と思いきや、人ではありません、カカシです
このようなカカシが開運ロードとみくじにあちらこちらに見つかり、あまり人がいないさみしい田舎道の脇でただじっと在りし日の光景を写している…
人が離れていなくなっていく国東半島の空虚感を表すアートなのかと思い一瞬寒い思いをしましたが、そんな事はなく毎年この道で数千人規模のマラソン大会が行われるためランナーへ向けた一種の催しとして地元の方達が用意したものだそうです
いや、それにしてもすごいカカシの量です
写真を何枚も撮りましたがとても載せきれません
このカカシが見れるのは11月の期間中のみ、紅葉狩りは12月に行こうかと思ったのですが12月ではこの光景を見ることはできなかったのでどうやら運が良かったようです
お!これはさっそく運が向いて来たのでしょうか?
カカシのお見送りを受け、文殊仙寺に向かう僕でしたが、国東市の寺ですから当然山奥なんですよ
例によって坂道で途中ぶっ倒れそうになりながら、何度も休憩しつつ目的地を目指します
この時点で杵築市から40km程自転車を走らせてのこの坂道ですから運動不足の無職には大変辛いものがあります
こうなる前にいい加減学びたいところですが、行く前は何となく「行けるだろ」と楽観的に考えてしまうんですよね 学べない男…
「なにが開運ロードだ!とんだ地獄のデスロードじゃないか」と心の中でツッコミつつ、ここまで来て引き返せるかの精神で最後まで頑張りました
着いた…最後8kmは歩いて登り、愛車の自転車も邪魔に思えてその辺に置いて帰りにまた取りに来ようかと思ったほどですが愛車を携え何とかたどりつけました
ですがしばし段差に座り込んで休憩…運動は健康にいいとは言いますが、これぐらいダメージが深刻だと明らかにデメリットの方が多そうです
立ち上がり、待ち構えるのはこの石段です、もう勘弁してよ
足をブルブル言わせながら手すりにつかまり一段一段登っていきます…
その僕の隣をひょいひょい登っていく観光客と思しきおばあさん
こんな階段ぐらいでだらしない若者だ、とでも思われているのでしょうか
40km自転車で走って8km登山してから言って欲しいものです
行ったのが11月の下旬になったばかりだったのでまだ青いところもありますが、それでもキレイな紅葉でしたよ
こうして画像見るとやはりいいですね
正直、撮ってる時は石段の途中で吐きそうだったので、楽しむ余裕はありませんでした
十六羅漢、壮観で身が引き締まる 仁王さまに足腰が強くなるようお参りをしました
奥の院も綺麗だ 足に痛みが走ってなければもっと良かった
あとは知恵でおなじみの文殊仙寺ですから、もっと賢くなるようお参りをしました
もとから賢い僕が神仏の力を借りちゃうのはチートかもしれませんが、まぁ巡礼のパワーはしっかり受けとかないともったいないのでね、悪いね
そしてこれは開運ロードの巡礼でもありますから、もう僕は金運も知恵も、ここまで歩いて来たことで体力をも手にした全知全能万能の存在になったんです
「ただでさえチートの俺が神仏の力をもらったらチート越えた件についてwww」次回作のなろう系アニメにしましょう
うわぁ、さっそく神仏から授かった知恵が活かされていくぅ!
巡礼の旅を終えた僕は、来た道をピューっと自転車で駆け下り、来た時間の3分の1ぐらいで家に着き、そこから1週間ほど家から出る事はなかったとさ…
おしまい