セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

どこの国だろうともう若者は騙せない

どうもよよよです


f:id:Jinseiyoyoyo:20210613142040j:image


f:id:Jinseiyoyoyo:20210613142052j:image


f:id:Jinseiyoyoyo:20210613142047j:image


f:id:Jinseiyoyoyo:20210613142117j:image

寝そべるという意味の「躺平」がいま中国で最新の流行語になっている。だらっと寝そべって、何も求めない。マンションも車も買わず、結婚もせず、消費もしない。

最低限の生存レベルを維持し、他人の金儲けの道具や搾取される奴隷になることを拒絶する。それが「寝そべり」族。そのムーブメントが中国当局を不安にさせており、中国メディアが火消しに走っているという。

中国の若者に広がる「寝そべり族」 向上心がなく消費もしない寝そべっているだけの人生(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

一度に読者から同じような内容の質問が届いたので、なんだなんだと調べると上記のようなことが中国で起こっているんだとか

テントの中で寝そべり最低限の生存を維持することだけに注力する、まぁ確かに俺の生活スタイルと酷似している

どこの国でも国としてのあり方が行き詰まるとこういう人間が出てくるんだろう

日本も人口が増えず物価も上がらない、働いても給料が増えず、結婚しても苦しい生活になるのは目に見えていて、近代を生きた過去の人たちの情報も出揃い、とっくに高度経済成長期の時には見れたような魔法は解けてしまっている

ここまで情報が出揃うと、どこの国だろうともう若者は騙せない、「君たち!一生働けば輝かしい未来が待っているよ!」なんて言っても誰も信じません

もう分かってしまうんだよ、このまま自分が働いて、どれぐらい金を貯められるか、会社で昇進してもどの程度の位置に落ち着くか若いうちからだいたい分かってしまう

そしてそれが大して魅力的ではないことも同時に分かってしまうのだ

特に中国は経済は資本主義的にガンガン競争させられて、そのくせ日々の生活では共産主義の監視の中でネットでの発言も検閲、人民を国の成長という金科玉条のお題目に向かってコントロールしようとする圧力が日本よりも強い

急激に成長したぶん、その強い束縛から解放されようとする若者の限界は日本より早かったようですね

セミリタイアは先進国の特権だと思う、国として行き詰まるということはある程度成長しきったということだ

寝そべり族だって安価でネットフリックスとか、メシもチェーン店で安く食えて、ビリビリ動画でVTuberの配信がタダで見れるから「寝そべるだけで幸せなんです」とか言ってられるのだ

これが貧乏な国だったら働かないとまともに娯楽もないので、本当に寝るだけの生活になるだけ

貧乏な自由人としての人生はインフラや娯楽がゆきわたり、安価に済ませることができる先進国ならではの発想で、こういう若者が出てくるのは国として成熟してある程度の豊かさの水準になった証なのだろう

そしてその国の豊かさを享受するためには時間が必要で、闇雲に豊かさを求めて働くばかりでは自分が豊かさを享受するターンが回ってこない

そこで金銭的な豊かさとは別に大事なものがあるのではないか?という自身への問いが行われるのは必然

アメリカではFIRE、日本ではセミリタイア、中国では寝そべり族、「これ以上の金銭的な豊かさは私達は求めていません」という意思表示でしょうね

ソースを見ると、中国共産党は寝そべり族の情報を必死に火消ししているようですが、こればかりは逆効果

まさにそうした国や社会からの束縛に嫌気がさした人達の自由への逃亡なのですから、寝そべり族はこれからも増え続けるでしょうね

時代の最先端の生き方というか、回帰だと思います、今より資本主義的ではなかった時代への回帰

これからは金を持っているかではなく、いかにヒマであるかが世界的な豊かさの証明です