セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

怒りもまた日々に必要な感情なんだという事ですね

どうもよよよです

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単純明快な話、アルバイトのほうが金を貯める効率が悪いからです

僕みたいなヘボでも最低限の昇給もボーナスもあった、臨時出勤の夜勤の残業代は時給1.5倍の割増、派遣会社ではボーナスなんてなかった

今はどうか知りませんが非正規と正規社員では工場作業員と言えども年収100万円以上の差があった、機械オペレータというまったく同じ仕事をしていてもです

まったく残酷な話ですが、それが当時の現実でした、最近は同一労働同一賃金で非正規でもボーナスが出るところがあったり事情は変わってきているようですけどね

一度辞めたら俺は正社員では働けないだろうから意地でもしがみついてやろうと上司に舌打ちを横に聞きながら臥薪嘗胆の日々を送ったのです

別に正社員からアルバイトになったから人間関係が良くなるとか仕事が楽になるとか、そういった良い変化が確実にあるという保証はどこにもありませんが、確実なのは待遇は下がるということです

どうしても今の会社にいると次の瞬間にはスパナで上司の頭をぶん殴りたくなってしまう、もしくは鬱で死にそう、という極限状態でも無い限りは、当ブログでは辛くともできるだけ辞めるな居座れ、という事を塾生の皆さんには言い続けています、辛いなら一時休職して休んでもいいから籍は置いておいてくれと思います、また同じ苦しみを最初から味わうだけです

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皆さんはできるだけ怒りたくないな、怒るような出来事に出会いたくないな、と思って人にビクビクして社会生活を送っていると思いますが

セミリタイアしてわかった事の1つとしては自分という生き物を生かすために怒りもまた日々に必要な感情なんだという事ですね

確かに幸せなセミリタイア生活、人と関わる事もなければムカつく仕事もない、しかし、そんな日々のんべんだらりとした生活は対外的な危険に対する抵抗力や警戒心が弱まっていく可能性があるなという切実な結論に達したわけです

なので僕はあえて労働問題だとか、45歳定年だとか、無職の自分にはもはや1ミリも関係のないニュース記事に目を通して、「けしからん!喝!」と義憤によって怒りを感じるようにし、俺はまだ世間に対してキバをカッと見せられるんだ、「自分は戦う姿勢があるぞ!」と自分に発破をかけているんですね

そうして外敵から身を護る怒りを失わないよう維持することで、無敵の持続可能なセミリタイア生活を続けることができるんです

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ごんぎつねですか

いたずらでうなぎを逃してしまったごん、死にゆく母親に最後にうなぎを食べさせたかった兵十、いたずらの贖罪のためにくりを毎日置いていくごん、そして兵十がごんを撃ってこのひとこと

つまりごんが行った贖罪というのは、罪の意識が逃れたい、相手のことなど考えていない「自分が許されたいだけ」の実に自分勝手な行いだという事が描かれた童話ですよね

ごんは相手の事情など考えず高価な魚介やくりを置いていって、そのせいで兵十は上司に「お前がこんな高い食べ物を持ってるわけ無いだろ!どこから盗んできたんだ」と殴られてしまうわけですから

ごんは罪の意識があるのなら、それ以降は人に迷惑をかけないよう人家に近づかないようにするべきだったんですよ

被害者のその後の内心を慮ること、それが加害者ができる最大の贖罪であり、物や金を送ることで簡単に罪の気持ちから逃れたいという行動の中身には自身の事情のみで相手の気持ちや事情など1ミリも入っていない愚かな行いに他なりません

基本的に被害者は加害者の顔など見たくはないし思い出したくないのですから

皆さんも何かの罪を犯してしまった場合、罪の意識から逃れたいばかりに相手の事情を考えない行動に出ることはやめましょう