どうもよよよです
~あらすじ~
よよよさんは古宇利島と美ら海水族館をエンジョイしたが、とても疲れてしまっていた…
ということで四日目はどこへ行くのでもなくゆっくりと過ごすことにした
朝起きて歯を磨いて今ごろに泣きながら出社する社畜を想う、そしてまずはゲストハウス内の洗濯スペースで洗濯することにする
あまり服は持ってきてなかったから、こまめに洗濯しないと着るものがなくなる
洗濯機使用代 100円をチャリンと入れて洗濯機を回す
洗剤はタダのようだ
他の外国人ゲストハウス居住者も洗濯していて、「どうも~」と会釈する この間キッチンでスパイスが効いてる料理をしてキッチン中を1日スパイスの臭いにしていた人だ
もうだいぶ長いこと住んでる様子で、ゲストハウスのオーナーともツーカーの仲のようだ
うーん、ここに住む…1週間だと9000円だが、1ヶ月だと光熱費も取られるようで32800円が光熱費と家賃込みの値段だ
沖縄は意外と家賃がそこそこ高いらしいから、沖縄で暮らそうと思ったらこれが最安値くらいなのかな
将来、俺も沖縄に住みたくなるかもしれない、こういう手段もあることを頭に入れておこう
洗濯機を回している間、外国人の方がカタコトの日本語で話しかけてきた
「どこから来たですか?」
「え、大分県です」
「おーいたァ?…」
大分県がどこか分からないようだった
「九州の…」
「キューシュー!ハイハイ!カゴシマ知ってる?カゴシマも大好きで、カゴシマのどこそこはァ…」
「へえ~(鹿児島県は好きなのに大分県は名前すら知らんのかい)」
などと相槌を打っていると、沖縄で外国人と大分県人の俺が鹿児島県の話をするという謎の会話は約5分続いた
どこの国の人だったんだろう?黒人の方だったが、聞いておけばよかったな 彼は鹿児島の話をしたらさっさと自分の部屋に行ってしまった
洗濯機から服を取り出し、乾燥機へ…これまた100円かかる
外はピーカン照りなのに乾燥機使うのももったいない気がするが干す場所がないのでしかたない
洗濯が終わり俺もギリギリ足が伸ばせる部屋に戻る
ちなみに各部屋には冷房などない
ではどうやって暑い沖縄での夜をすごしているのかというと
ドアの下の方にこのように通気口があり、プラスチックの板をスライドして開くことができる
部屋までの廊下はキンキンに冷房が効いており、廊下の冷気をこの通気口から取り込むことで部屋内の温度を下げることができる、近未来的システムだ
こうして、各部屋にエアコンを取り付けるコストを削減し顧客に格安で部屋を貸すことが出来るのである
この通気口からは部屋の外から中の様子を伺うこともでき、宿泊者に万が一があってもすぐに確認することもできる
これが天才の発想ってやつだな
プライバシー?なにを言ってるんだ?快適な室温、宿泊者の安全とどっちが大事なんだ!?おきなわトレンドナビをバカにするやつは俺が許さないぞ!
なにより1週間9000円の宿泊費用のおかげでだいたいのことは許せる、安さは正義だ
腹が減ってきたのでメシを食いに行くことに
少し歩いて「高良食堂」という地元民に好かれているという食堂にきた
肉そばを注文 500円なり
沖縄そばは何回か食べたことがあるが、なんだか安心する味だな
炊き込みごはんが付いてくるとは思わず面食らったが、沖縄そばに乗っている牛肉に味が染みていてごはんに合う味だったので、結果ごはんがついてて良かったなと思った
それにしても、いろいろメニューがあって迷った…
みそ汁定食500円というものもあり「みそ汁に500円は高くない?」と思ったが、他のテーブルの客が頼んだみそ汁定食を見るとデカい器に入ったみそ汁に肉やら野菜やらがたっぷり入った代物だった
汁物ではなく、豚汁と同じ主菜にカテゴライズされるそういう類いのものか
しかも少量だが刺身も付いてきていた?ちらっとしか見えなかったが
あれで500円ならむしろ安いな、今度来た時はそれを頼もうと思って店を出る
そのまま海を見つつ沖縄の街をブラブラ…
いいねぇ、観光地に行くのもいいけど、むしろこうしてゆっくりするのが旅行の醍醐味じゃないか?
忙しい日常から離れ環境の違う場所でゆるりと時を過ごす…
旅行の静と動を楽しんでいく心意気を大事したい
部屋に戻り、母親に旅行の写真を送るなどしていると
(最近母親としかメールしていない)
満腹になったからか睡魔が襲ってきて、しばし昼寝
起きると夜になっており、また散歩
日光がないぶん、昼よりだいぶ過ごしやすく月に照らされた沖縄の海もまた違う姿を見せてくれる
潮騒の音は、すぅっと僕の心に吸い込まれていったのだった…
無職がひとりロマンチシズムを感じていると、またぐぅと腹が減り、ロマンチシズムも欲望には逆らえずその場をあとにする
で訪れたのは軽食屋ルビー、またである
おきなわトレンドナビにとても近いので、かなり重宝する
今回頼んだのは「ルビー定食」590円
見た感じCランチに比べるとだいぶボリューム下がった感はある
やはり貧民に重要である量的な話になると「軽食屋ルビー」はCランチが最高コスパのようだ
だがこのルビー定食も食べてみるとなかなか悪くない
Cランチと同じく、味は家庭的で期待を裏切らない程度に美味い、逆にこれ以上の美味さのものが出てきたら僕は恐縮してしまい食事を楽しめないだろう
まさに気軽に食事を楽しめる軽食屋ルビーを象徴した定食であると言える
カリカリベーコンの下の厚揚げ豆腐がくせ者で僕の胃のスペースをやすやすと奪い去っていく
もちろんご飯1回おかわり無料の権利を行使してしっかりと食事を最後まで楽しんだのだった
部屋に戻り、明日の準備をしてブログを書きシャワーを浴びて床につく
明日からは旅行後半戦
1日休んで食べてしっかりと英気を養った
後半戦も僕に代わって働いてくれる世間様の代わりにバンバンバカンスを楽しんでいこう