セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

温泉の妖精と出会った

どうもよよよです

杵築市に冬がやってきました

大変な吹雪です

先日、東京の雪の中を出勤するリーマンをディスったバチが当たったのでしょうか?

で、僕はそんな吹雪の中、電車に揺られて別府市へ到着

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理由は?なぜなぜどうして?

そう、ハローワークに行くためです

ハローワークへ行く予定を天気のせいにして伸ばしてきたくせに、いざ行くと決めたら吹雪の中でもお構いなし、それが俺という人間だ

それになんか雪の中の温泉街ってなんかロマンスがありそうやん

素敵やん、そういうの

同時に殺人事件もありそうだけど

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特にロマンスなどはなくハロワに到着

ネットで下調べしたので特に言うべきところはない

指示に従って求職票に記入する

給料30万以上、残業はしたくない、有給はいつでも取りたい、難しいことはできません、前職と同じく製造業希望ですが腰痛持ちなので重いものは持てません、夜勤もできません、出勤は30分以内圏内、免許はあるけどペーパーなので運転できません、休みは完全週休二日制じゃないとイヤ!

全部正直に言っただけなのに、ゴミみたいな人材ですね

これならどこにも引っかからないだろう

やったー!雇用保険満額受給だ!

俺、もしかして真面目に転職活動してもどこにも就職できないんじゃないか?

ただ、俺が書いた用紙を見て、あなたの年齢、経歴で初任給から給料30万円なんて仕事ありませんよ...とハロワのオッサンがギロリと睨んで来たので

ビビって「じゃあ25万でいいッス...」と消え入りそうな声で修正した

フン...希望なんだから、言うだけならいいだろがい!

その他何点か質問してすぐに終わった

せっかくだし、ちょっと町並みを見て回ろうと思ったが、現在の僕は昼夜逆転しており起床した時点で昼というありさま

しょうがないので温泉に一湯入って帰ることに

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今回訪ねたのは別府駅東口から徒歩10分ほど歩いた場所にある竹瓦温泉です

見るからに老舗って感じですよね こう見えて別府市営の公共施設です

入ると番頭さんが、こんにちはとにこやかに挨拶してくれる

皆さん、ここで驚きなんですが、なんと入湯料は「100円」です

昭和じゃあるまいし、ガリガリ君ですら値上げするご時世に100円で温泉ですよ

さすが本場、さすが別府

杵築市の農協運営の温泉は450円... もうそこからして違うなぁ...

別府市は観光客がたくさん来るから税収もたっぷりでこういうことが出来るんだろうなぁ

なおさら僕が杵築市を盛り上げなければと気が引き締まる思いだ

中も外見に違わず、古めかしく情緒があります

木造りの暖かみがあり、祖父母家の最寄り駅の駅舎内がこんな感じだったなぁと思い出しました

テーブル、ソファ、小さなお座敷もあり温泉から出たあと涼みながらゆったりできるようになっていましたね

おじいさん達がテレビの相撲を見ながらあーだこーだと言っている横で旅行中の女子大生たちが、次どこ行く?などとキャーキャーとはしゃぐ光景を尻目に僕は男湯へ

温泉に入って帰ろうと前日から画策していたのでタオルの準備はバッチリです

脱衣場から見下ろす形で湯船があり、服を脱いで階段を下りるとおじいさんが1人、湯船から僕をジッと見ていました

「お兄ちゃん!どこから来たの!」

いきなり話しかけてきた

ボク「えっ、あっ、杵築市です...」

「杵築市!あそこ俺の弟住んでるよ!」

僕は「へぇ~」と言うものの、そんなの知らんよ...と思いつつ身体を洗い湯船に入る

「お湯熱くない!?お兄ちゃん」

ボク「ああ...いえ、ちょうどいいです、少しだけぬるいかな」

「寒いからな~じゃあちょっとお湯の量多くするよ!」

蛇口を捻ってドドド...と湯船に湯を追加するおじいさん

勝手にそんなことしていいのか

「最近の若いのはぬるい湯が好きなのが多くてね!俺はもっと熱いのがいいんだよ!」

みるみる湯が熱くなる

周りの客も「ほら見ろ、お前が強がってぬるいとか言うから...」なんて思ってるに違いない

ゆっくりしたかっただけなのに、なぜ俺がこんな目に...

そこでガラッと入り口が開いて助け舟、番頭さんが現れ、お湯の温度調節しまーす、とのこと

よかった...

番頭さんが湯の温度を計り始めるなり、~さん、また熱くしすぎ!とおじいさんが番頭さんに怒られる

どうやら、おじいさんは常連客らしい...

善意でやってくれたのに悪い気もするが...

怒られたおじいさんがシュンとして、ようやくゆっくりできた

まぁ、ロマンスとは出会えなかったがthe大衆浴場的な体験ができて面白かった

別府市へはまた来月、ハロワの説明会に訪れることになる

今度こそロマンスに出会えることを期待して、意気揚々と我が町、杵築市へと帰るのだった...