どうもよよよです
~あらすじ~
よよよさんは憧れの沖縄へ来たのでした…
沖縄初日から酒を飲み、次の日起きたのは10時
うわ、まずい!このまま宿で寝てばかりでは何をしに来たんだということになる
さっそく準備をして外に出る
今日は那覇市観光、オフィス街を横目に見ながら国際通りを目指す
まぁ当たり前だがオフィス街は沖縄だからといって他の都市とそう違わないな
金融機関やビルが立ち並びスーツを着たリーマン達が忙しそうにしている
さすがにビルの中で短パンに派手なシャツ着て働いてなんていないか
なぜか俺は沖縄の人は全員アロハシャツ着て働いてるもんだと思っていた
思い込みを押し付けちゃいかんな
でもモノレールの運転士は短パンアロハシャツだったから、「やっぱりそうなんだ!」とひとり納得していたのだが…夢を壊された
国際通りへ来たよ
うわ~ウェイってる若者がたくさんいますね~
陽キャめ、人生の敵め
国際通りのメインストレートは正直興味を誘われるものはあまりなかった
だが、その横道にある商店街には雑貨などあまり見ないものが多く楽しかった
なんか怪しい店もあったな
スピリチュアル的な…
「無料であなたのソウルナンバー教えます!」とデカデカと掲げられている店があった
よく分からないがブログのネタになりそうだと思い近づく
しかし店員らしき男がずっと観光客の女子グループばかり構っていて俺にはそっぽを向いてしまっていた
おーい!教えてくれ!俺のソウルナンバー!
すごい話が盛り上がってるので話しかけられず…陰キャに教えるソウルナンバーはないってか
諦めて別の場所へ行く…なにがソウルナンバーだ、くだらん!アホな若者を騙して金を取ろうとするのはやめたまえ
あとはただのジュエリーショップかと思いきや、壁に「宝石からは特殊な熱が常に出ていてその宝石熱が健康にすっごくいいんですよ!わたしも毎朝宝石のお風呂に入ってるんです!」などと店員が書いている張り紙を見てしまいヒエッ…となんだかこわくなりすぐに立ち去った
沖縄人は僕とは違う感性を持っているのだなぁ
「あなたの顔を見て言葉をプレゼントします」…とかさ、なんだその商売!俺も明日から始められそうだな
さすがにこんなの買う観光客は…、いるからやってるんだろうなぁ…
ハブ酒とか平気で5万円くらいするんだ…ぶったまげた
もしかしてその辺に生息しているハブを捕まえて売ったら数万円になったりするの?ちょっと興味あるな
どんな味がするんだろう?と考える僕を酒の中のハブが恨めしそうに見つめていた…
歩いてたら喉が乾いてきた
ここはまるで商店街の迷路のようだ
商店街の横道が商店街に繋がり飲み屋が連なっていたり雑貨屋服屋が多かったり雰囲気も様々だ
ちょっとでも「国際通り」というネームバリューの恩恵を受けようと様々な店がひしめきあっている、これもまたひとつの沖縄の姿か
ああ、喉が乾いた…あの道行くデカサングラス女子が飲んでるストローがクリンとなっている謎の黄色いジュースを俺も飲みてぇ
でもゲストハウスでペットボトルに汲んできた水道水を飲んで我慢した…貧乏旅行なのを忘れてはいけない
かの有名な公設市場にも行った
見たことない魚が売られたりしてて水族館みたいだ
ここは試食が多くて、ケチに優しい
店の前で興味深そうに商品を見ていると、「よろしければ試食しますか?」とイカの佃煮だの豚の煮込みだのを喜んで差し出してくる
「いいんですかぁ?」とスケベ丸出しな顔で試食を貪るボク…
当然、試食させたからには買わせたるで!と店員の商魂に火をつける結果にはなるが、「まだ沖縄に来たばかりなので…また帰る時になったらおみやげ買いにきます!」といつもの文句で退散
そのままおみやげを買いに行くことは二度となかった…
公設市場の2階にも行ってみる…2階は飲み屋などが入っていて飲食スペースになっているようだった
筋トレしながら客の呼び込みをする店員がいて吹き出しそうになる
やっぱり沖縄は違うね
1日たっぷり使って国際通り近辺を散策した…
まぁ結局なにも買わなかったが…おみやげ買って帰る相手もいないしね
歩き回って疲れたのでスタミナがつくようにその日の晩はステーキにした
沖縄といえばステーキらしい
米軍基地があるから、だとか諸説ある
そう言えば国際通り歩いてる時も米兵がいたな、ものすごくゴツかった…首の太さが俺の胴体くらいあった
ドンキホーテの化粧品売り場に数人たむろしていたが、なにをしていたのだろう、あんなにごついのにスキンケアはしっかりなのか
米兵は置いといて最近勢力を伸ばしているという「やっぱりステーキ」に足を踏み入れる…
1000円のセットでごはんとスープ、サラダが食べ放題
どうせ硬いんじゃないの?と思ったがなかなか悪くなかった
ステーキなんて食べるのはいつぶりだろうか…
旅行でしかぜいたくできないんだからしっかりと味を覚えておかなくては
もちろんごはんサラダスープを大量におかわりして、この日の食費はこれだけに抑えた
サラダとスープは2回おかわり、ごはんは4杯ぶんはいったな
最後らへんは肉は食べ切り、ごはんをスープで胃に流し込んでいた
ハハハ、さすがにあの屈強の米兵達も僕の食い意地には適わないんじゃないか?
ワールドワイドな勝利を収め満足した僕は、タコ部屋みたいなゲストハウスに帰っていった…
その日使ったお金
やっぱりステーキ 1000円