どうもよよよです
記事タイトルを読んで、「え?」と思われた方もいるかもしれません
「よよよさんといえば、禁酒すると何度も宣言しては週末にはなにかと理由をつけてビールをガブ飲みするダメ人間だったじゃないですか!一体どうしちゃったんですか?!」
おっしゃる通り、僕は在職中は酒がないと生きていけない男でした
毎日の上司からの叱責、忙しくも退屈な作業、なぜか日々増えるブログのアンチ読者...
様々なストレスから毎週末になれば、酒は心のガソリンだから!などと意味不明なことを言いつつ喉にビールを滑らせていたことは消せない過去であります
そして、飲みすぎて仕事中気持ち悪くなったり、酒代がかさんだりする度に一時的に反省、ブログで禁酒を宣言
翌週にはストレスからまた酒に手を出しブログ読者から「ハイハイ、禁酒宣言してすぐに破るネタ面白いねー」と煽られる日々
僕はアル中予備軍の自分に本気で悩んでいたのに...
ですが、最終出勤日にひとりで祝い酒をやってからというもの自分からお酒を飲もうとすることは無くなりました
去年、年末に友人と旅行に行った際は、まぁ付き合いで飲みましたが、その時も
「あれ?なんか前よりも美味しくないな...」
と自分の味覚の変化に驚きを隠せませんでしたね
子どものころ、美味しそうにウィスキーを飲む父親を羨ましく思い、父親がよそ見をしているスキにちょっとウィスキーを味見したことがありました
「苦っ!こんなものをありがたがって飲む大人はおかしい!」
ほんと、大人はおかしいんです
苦いうえに飲むと前後不覚になるようなものを好んで飲んでいるんですから
子どもと大人は味覚が違う、なんて話もありますが決してそれだけじゃないと思います
経口補水液って普段飲むと味が濃くて美味しくないですが、脱水症状になるとすごく美味しく感じるんです
それと同じで、お酒は普通に満たされた人間が飲んでも美味しくない
飲まなきゃやってられない人間が飲むからこそ美味しいのだと気づきましたね
酒が美味しく感じていた僕は異常だった
これを飲めば辛い現実を一時的にでも忘れられる
その期待感がお酒を美味しくさせていた正体でした
「いや、牛乳のほうが美味いだろ」
そう思えるのは今のセミリタイア生活に満たされているから
酒は心のガソリン、ではなく、心の麻酔薬
そう気づけたのが20代のうちでよかった
世の中の社会人は今夜もお酒を飲んで今日起こった嫌なこと、明日起こるであろう辛いことを見ないようにしながら生きていくんですね
また、酒が美味しい、なんておかしな価値観に自分をさせないために持続可能なセミリタイア生活を心がけないといけないなと気持ち新たに決意する僕であった