セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

他人の大失敗を見るとヒヤリとしてしまう

どうもよよよです

北海道で不動産屋の従業員が100本のスプレー缶をガス抜きのために開けて、それが引火し爆発したのではないか?という今話題のニュースを見た

現場の写真はひどい惨状だ、怪我人も多数

世間の反応は「その従業員、馬鹿だなー(笑)」というものが多かったが、僕は違った

僕は在職中から異常なほど、天然ボケというか注意散漫というか、なんでそれを間違うの?という失敗を何度もしてきた

修理したあと工具を機械の中に忘れて機械を動かし始めてしまったり、ダンボールの底にべっとり油が付いてるのに繁忙期だからと急いでいて気づかず次の工程に送ってしまったり

マルチタスクができない人間で1つに夢中になると頭に血が上り他のことが見えなくなる無能だった

まぁ僕の失敗はせいぜい機械が壊れたり、上司に叱責される程度のものだが、仮にガスなど危険物を扱う仕事だったらどうなっていただろう

冷静になればもちろん、外でガス抜きやればいいじゃんとか、直後に火を使ってはいけないとか、その従業員だってきっと分かっている

しかし、なにか別の仕事で失敗して落ち込んでいる直後だったり、仕事が立て込んでいたり、精神的に追い詰められた状態で仕事をしていたとしたら、もしかしたら僕だって同じことをしてしまうかもしれない

1人でスプレー缶を100缶空けるという作業をしている状況からも、仕事が溜まってそう、雑用をかなりの量押し付けられている、そんな印象を受ける

想像力がない、常識がない、と批判する声もあったが、僕はそういう普段働くはずのものが働かない精神状態だったのではないか?と思った

「いくら急いでいてもそれはねーよ(笑)」と笑える人は幸せ者だろう

トラブルや障害に弱くすぐにテンパる人というのは確実に存在する、僕はそちら側なのでその従業員もそうだったのではないかと邪推してしまう、他人事とは思えない

それを馬鹿だと一蹴するのは簡単だがそれはなんの解決にもならない、また同じことが起きるだろう

僕にも自分が失敗する可能性を棚に上げて他人の失敗を笑える図々しさがあれば、社会人としてもう少し楽に生きれたのかもしれない

残念だがそこまで無神経ではなかった

こういう他人の大失敗を見ると、僕は笑う気にはなれず失敗が多い自分に置き換えて考えてしまいヒヤリとしてしまう

次に貧乏くじを引くのは自分でないとは限らないのに、他人のポカミスを笑う世間の人々に「想像力がないのはどっちだよ」と思う僕だった