どうもよよよです
内定辞退の正しい伝え方、「直接会って、まず感謝」を: 日本経済新聞
「内定辞退する会社には感謝の挨拶をするべき」そんな記事がネットで炎上していた
思うんですが、就活ってこの日本社会で一番誠実とはほど遠いライフイベントだなぁ、と感じるんですよね
言うまでもなく、面接は嘘つき合戦で、御社が一番です!などと言う裏では同時に数社受け、
企業側も「この業界の会社ならどこも事情は大して変わらん」と当事者が一番に気づいていながら、
「数ある同業社さんの中から当社を選ばれた理由はなんですか?」などという決まった質問を学生にするわけでしょう
言わば「劇」ですよね、「演劇」です 決まった流れを間違わないように演じられるかのテスト
既にあるルールに疑問なく従えるか?は、上が操るうえで一番重要なスキルなので新入社員にそれをテストするのは理に適っていると言えるのでしょう
社会人の入門にふさわしいテストです
全てはカネのため、カネのためなら人は平気で嘘をつけます
この記事のように、演劇が終わってるのにも関わらずまだ演技を続けさせようとしたので、「ギャランティが貰えないなら演技なんてしねぇよ」と世間の皆さんは怒りを覚え、炎上するに至ったのでしょう
とは言えですよ、この記事を入社してからも常日頃で、嘘つき合戦に嬉嬉として参加する皆さんが、大声で指摘することには自分自身に疑問を抱かないのかな?とは思いますね
学生と企業、お互いに誠実ベースならこの記事の言っていることはなにも間違ってないですよ
「学生が御社に入りたい!と面接を受けに来たから、内定を出したら内定辞退、入社はできないにしてもせっかく内定を出してくれた企業にお礼を言おう」
この記事の内容、誠実に筋は通っています
これに反論するということは、自分たちは誠実さとはかけ離れたことをやっているという証拠
「うまいこと演劇やってれば社会人生活を円滑に乗り越えていける」という建前のメリットは享受するけども、感謝だとかお礼だとか面倒なデメリットは払いたくない、そういう事でしょう?
面倒なら最初から参加しなけりゃいいのにね 生活費のため、カネを全面に押し出して嘘を正当化する気か?それは誠実か?
「こんな嘘つき合戦をやらせる社会はおかしい」という始めの時点での怒りなら理解できるのだが、さんざん参加しておいての都合が悪くなれば、「うるせぇバーカ!」と盤面をひっくり返す…ひどい…
そんなに強気になれるなら俺のように演劇に参加しないことを選べばいい、俺のように無職を目指せばいい
カネのために嘘をつき会社へ潜り込み、誠実さを求められたら、批判し炎上させ、翌日職場へ行けば自分は従順な会社の下僕
その人生を通しての自己欺瞞に自分で疑問を覚えませんか?
僕は疑問を覚えたので行動に移しました
手のひら返しを平気でやれる人間を「世渡り上手」だとか言って持て囃すんだから、やっぱり社会人って正直者の俺には向かないな
裏を返せばそれだけ弱い立場だということだ 口八丁手八丁で自分や相手を騙して生きていくしかない 悲しいな
俺はそんな自己欺瞞に満ちた人生を送るのはゴメンだ
自分自身の行動倫理に矛盾を持たないこと、それが俺の自信の源だ
俺のように無職になり、くだらない演劇にNO!と言い参加しないことを選んだ人間だけが、こういう記事も批判できるし、嘘をつかない誠実な人間だと堂々と言えるでしょうね
影でしか強気になれない弱い立場の社会人たちを僕は哀れみの視線で見つつ、自分自身に誠実に矛盾なく無職生活をエンジョイしていきます…