どうもよよよです
熊本城を出て、市電で次に向かったのは、かの有名な景勝地、水前寺公園ですよ
なぜかチーター柄を思い出します
市電1日乗車券割引で入場料400円のところ320円になります
元気なカモも夏日の今日ばかりは池で水浴び
青い空、白い雲、なだらかな芝生、立派な松
風光明媚とはこのことでしょう
この公園、歴史は古く初代熊本藩主 細川忠利という大名によって作られたと、パンフレットにあります
戦場に疲れた武将もこの美しい風景を見て疲れた心身をリフレッシュしていたのでしょうなぁ
僕も稀代のセミリタイア軍師と呼ばれる男、民を従える身としてさぞ気苦労も多かったのだろうと共感しまくりですよ、ホホホ
池の近くに行くだけでエサがもらえるのかとカモや鯉が近づいてきます
人の手によって作られた美しき公園にふさわしい、野生を忘れた生き物達の姿、これにもまた儚さと美しさを感じるべきか
残念だったな、俺はエサなんか持ってない!職もない!ガハハ!きっとこの鯉よりはまだ俺のほうが野生を忘れていない
住む猫も非常に人馴れしていて自分から僕のスネに身体をこすりつけ、かがむと自分から腹を見せて撫でろと強制してくる始末
良い無職は動物に好かれちまうんだ
そこかしこにあるこうした築山は「東海道五十三次」という他の景勝地を模したものだそうで、つまり「庭で見事な山が見られたらいいのに」という殿様のワガママを象徴したものになります
どんな思いで部下たちはこの山を築いたのでしょうか?当時のブラック職場に思いを馳せます
うーん、飾らない自然もいいですが、完全に計算しつくされた自然と人工の共存ともいうべき、見事な庭園でしたね
大きな庭にとことん手を加えそれを維持できる自分の威光を周りに知らしめる、美しい庭園とは裏腹にそこに渦巻く当時の武将たちの野望を見た思いになりました
さて、渦巻くのは野望だけでなく、歩き回ってぐるぐると鳴ったお腹が限界です
水前寺公園を出て近くにある、三里屯というお店でランチです
なんでもタイピーエンという見たことも聞いたこともない食べ物が熊本の名物の一つだと聞いております
1000円と値が張りますが、いつまでもスーパーの惣菜を食べ旅慣れアピールでドヤってるわけにはいかないのでここはぜひ食べていきましょう
ほー、これがタイピーエンというものですか…ただのラーメンかな?と思いきや
麺がなんと春雨!
馬肉だとか熊本ラーメンだとか、けっこうガツンと来る食べ物が多いイメージがある熊本名物ですが、あっさり塩味と春雨麺とはなかなかヘルシーなメニューではないですか
ダイエット中の僕には嬉しいですね
しかしこのタイピーエン、春雨は主食ではなく食材の一部と考えるべきでしょう
野菜と豚肉とうずらと魚介、中華丼のあんかけのあんかけ無しのような具材がたっぷりなので見た目以上のボリュームがあります
スープにもそれらの出汁が出て非常に飲みごたえがある!
「フン、春雨なんかで俺の腹が満たせるのかよ」という不安もどこへやら、わりと頑張って食べて満足し次の目的地へ向かいます
まだ2日目です、だいぶブログネタとして引き伸ばしつつ次の目的地へ向かう…