どうもよよよです
良性だった!足のスネにあったほくろはただのでかいほくろだった
でもずっとズボンにこすれていて、痛かったので取ってよかった
医者もおそらくダーモスコピーで良性だと分かっていながら、100%良性とは言えない!これ取らないとやばいよ!と脅しをかけて入院させて取るんだから人が悪いよ
その医師は九州の皮膚科医では指折りの名医なんですよ、とかなんとか受付の人が言っていたので診察の時点でたぶん良性悪性分かってたはず、ダーモスコピーならほぼ良性悪性分かるって話だ
こっちはその大層な物言いで「あ、これ癌なんだ」と思い込んで本当、一時は頭を抱えたからな
まぁでも、診察時点で「たぶん良性だけど取ったほうがいいよ」ぐらいの言い方だと患者も放置する人間が多いんだろう、今思うと早めに取るためにおそらくわざと大げさに言ったのだと思う
言われるがまま検査入院させられ、その病室は癌病棟だったから怖かった
四人部屋で周りは当然がん患者、「おしっこが赤い」だの「背中が痛い」だの看護師との会話がカーテン越しに聞こえてくる
そんなところにいるとただの検査中にも関わらず、自分もがんを持った人間なのだ、という気持ちになって、なんだか体調も悪い気がしてきてしまった
まあ歳をとっていつかは自分もこうなるにしてもこんなに早くなってしまうなんてと、とても悲しい気持ちになった
ニンテンドーSwitchでスイカゲームなどをやって気を紛らわさせた、やはりゲームだけが俺を救ってくれる
入院中、暇なのでいろいろ考えた…
一番、良くなかったのは、暇すぎてスマホで皮膚がんについて調べてしまったことだ
「こんな色の、形の、ほくろはがんの可能性があります」みたいな画像が載ってるサイトと自分の問題のほくろを見比べて、「なんか似てる気がする…、いや、そっくりじゃないか!」「そう言えばなんか足も重い気がする…リンパも腫れてる気がする!これはやっぱりそういうことなのだ、ちくしょう」
などと知識もないくせにどんどん深みにハマっていき自分の中で完全にがんだと確定させてしまってますます病んだ、今思うとあれは絶対に良くないね、ひとつもメリットがない、今後は自分がなにか病気になったとき素人のくせに病気について調べてあれこれ予想するのはやめよう
「足を切断すれば命は助かるのだろうか」などと、俺の妄想はそこまで進んでいた
親にはなんて説明しようか、なども考えた
親も見舞いしないわけにはいかないだろうし一人で遠い大分県で入退院を繰り返すぐらいなら、絶対帰ってこいって言われるだろう、今さら親の世話になるのは嫌だなぁ
それにしても死ぬ思いして嫌な労働して10代20代、青春を投げ捨てて金も貯めて、楽しく無職するつもりだったのにたったの5年で終わり?俺の人生なんだったのか、とか
そうした今思うと先走りすぎな諸所の妄想でなにも手につかなくなってしまった
結果はただのデカいほくろでしたとさ
手術はほくろ周りのピンポン玉くらいの範囲をメスで切り取られた、まあ麻酔してるのでなにも感じず問題なく終了、思えば人生初の手術だがほくろ取る手術なんて手術のうちに入らないかもしれない
ところで病院食ってなかなかうまいな
チキンのトマトソース和えが特に美味かった、ご飯も大盛りにしてもらった
暇すぎて食事の時間が楽しみでしかたなかった
病院食まずいまずいと言ってる奴らはふだん寿司とか焼き肉ばかり食ってんのか?ふだんから質素な食生活してるとこういう時も「豪華じゃん」と思えるから得だね
ご心配をおかけしました、ともかく今は元気だ、ブログも通常営業へ戻っていきます