どうもよよよです
先日ネットニュースを読んでいたら来年の改元に向けて世間の社畜たちの苦悩する姿が記事になっていた
なんでも改元する1ヶ月前にしか新しい元号は公開されないそうである
いろいろとそれについては理由があるそうだが、頭を悩ます労働者たちにはまったく同情しかない
私もいっぱしのリーマンであったため、書類を作らされることはたびたびあった
その時、日付を記入する欄はとにかく「平成~年」だった
西暦でない理由はよく分からない
上司にそうしろと言われたからだ
工場の掲示板に貼られた、誰が読むんだかわからない掲示物のあれやこれや、全て平成~年と書かれている
製造機械の点検表やチェックシート、トレーサビリティシート、例を挙げればキリがない
それら全部、わずか1ヶ月で新しい元号に直さなくてはいけないのだ
考えるだけでめまいがする
まぁさすがに1ヶ月は無理か…とある程度は大目に見てくれるだろうが、あまり直すのが遅いとたまに工場に来る監査法人から突っつかれるのは明白であろう
「おい!なんだこの日付は!この掲示物更新されていないぞ!」
監査法人から怒鳴られ、ヒィ!と悲鳴を上げる上司の矛先がかつての同僚たちに及ぶのは想像に難くない
機械を動かしながら書類を直せ!と影分身が出来なきゃ無理な要求をせっつかれる、かつての同僚たちの涙ぐましい姿が目に浮かぶ
しかも改元は来年5月1日、その1ヶ月前となると年度明けのなにかとバタバタしている時期
おお神よ、彼らがなにをしたというのですか!
彼らは毎日頑張って働いてるだけなのに
俺はそんな世間の姿を銀マットの上でゴロゴロして尻を掻きながら見ていることしかできない
世の不条理ここに極まれり
自前で用意できない書類は印刷会社に急いで発注かけたり社内システムに組み込まれた日付も直すとなると一大事だな
4月1日だったら年度の切り替えとともに新しい元号、となれたのになんだか中途半端だ、なにもかもが社畜に優しくない
なんか俺って退職の時期だとか、いろいろとタイミングが良すぎると最近はよく思う
日頃の行いの賜物であろう
来年、僕は新しい元号の年からも清々しい無職として生きていけることに誇りを感じるのであろう
慌てふためく世間を見ながらその時をじっくりと待ちたいと思う