セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

座して死を待つのが嫌だったので積極的に動いたら死期が早まったらしい

どうもよよよです

もはや杵築市が財政危機に陥っている件は「第二の夕張市か」と全国ニュースにまでなっており、我が街杵築市が世間を大変お騒がせ致しております

まったくこの年の瀬に不安になる縁起でもない話ですよね

先日、杵築市の現状と今後行われる緊急財政対策の内容を説明する住民説明会がありましたので、私も参加しました

「歳出削減しないとまずいよ」と市議会や監査委員からの再三の警告にも関わらず、大規模な公共工事、子育て家庭支援など社会保障費、基幹産業の農業への補助・支出などを続け歳出の改善をしなかった、というのが主な要因だと説明がありました

「より良い杵築市を目指すための事業が裏目に出てしまった」とのこと

多くのお金をかけてでも、公共事業で街を便利にして、農業も盛んになれば、人も増え経済も潤うはずだという目論見は外れ、現実は人口は減り続け収入はむしろ減り観光客もいなくなり、ただ大きい歳出だけがのしかかってしまったようです

大きく勝負に出て大きく負けた、という感じでしょうか

市の貯蓄も激減し、このままでは3年後に財政破綻し夕張市のようになってしまうので、緊急対策として市営温泉、市民のジムとしても機能していた体育館の閉鎖やイベントへの補助金の減額、市長・市議会議員・市職員の給与カット、臨時職員の削減などがされるようです

多岐に渡っての削減なのでここでは書ききれませんが、まぁこれは市民生活に影響出るなと思いました

がん検診の補助費削減、このブログでも取り上げた歴史あるヒゲ自慢大会、花火大会の休止は初めて知った…

市長や市議会議員はともかく、かわいそうなのは市職員の給与カットと臨時職員のクビですよね

臨時職員のクビに比べると市長の給与30%減額なだけはちょっと生ぬるくないか?

完全にしわ寄せが弱者にいってます

小中学校支援員の減員なども挙がり教育現場からは、まともに学校運営できない!とすぐさま抗議されているそうです

2016年には財政について監査から警告があったそうですから、もう少し対応するのが早ければ温泉や体育館なども閉鎖せずに済んだのでは?と考えると、やはり市には堅実な運営をして欲しかった、というのと対応の遅さには疑問がありますよね

まぁその堅実な行政運営、というのは収入が減り続ける杵築市にとって座して死を待つようなものだ、というのが市長の言い分だったようですが、「座して死を待つのが嫌だったので動いたら死期が早まった」というのが今回の騒動のようです

この住民説明会での意見や日々届く市民の意見を取り入れ再度削減対象案をまとめ、来年住民説明会をまた実施する、とのこと

臨時職員をカットします、という資料を市役所の臨時職員がまとめるんだろうなぁ、悲しすぎる

しかし、それにしても住民は怒り心頭、かと思いきや、ちょっと一部和やかムードだったのが気になった…

質疑の時に「杵築市が好きで~」という、のんびりとした感想みたいな質問とか、ちょっと危機感が足りないんじゃないかと…

出席者が気の優しいおじいちゃんおばあちゃんばかりだったから、鋭い意見など出る由もないか

そこでおまえの出番だろう?よよよ!と読者の皆さんは期待されているでしょうが、僕はといえば会場にテレビカメラが入っていて後日、地元ケーブルテレビで放送されることを聞き、身バレが怖く縮こまってジッとしていました…地域密着型ブロガーのサガよ

加えて新参の僕が質疑の時間を使うより、そういうのは依然から杵築市に慣れ親しんだ住んでる人達にガツンと言ってもらいたい、というのもあって黙ってたのですが、実際ガツンと言ってくれた人は少なかったです

あんまり現実味が無いのかな、このままじゃさらに人いなくなるだろうなぁ

杵築市民にとっては憂鬱な年末になってしまいました

しかし諦めず、私も根無し草の無職なりにギリギリ最後まで杵築市を応援していきたいと思います

皆さんも哀れに思うなら年末年始休み、どうか杵築市に遊びに来てくださいね…