セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

その人も自分の居場所を見つけようと必死なんです…

どうもよよよです

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私も退職してから今になって時間と心の余裕が出てきて、働いていた時に上司や同僚から言われた言葉や注意の真意について、思い返すことがあります

私も経験があります 「なんでこんなにどうでもいいことをいちいち言ってくるんだ?」という指摘をしてくる人について、今思うと「たぶんこういうことなんだろうな」と感じます

私に小さい指摘をしてきた人は社内で立場が良くない人でした もちろん僕よりも役職自体は上ですが、長年会社にいるから義理的に昇進したような人です

同僚からの評判も悪く、他の優秀な上司と比べて明らかに成果もあげていない

その人自身、「自分が会社であまり必要とされていない」ということは痛いほど分かっているはずです

僕がたどり着いた答えはきっとその人は「社内で自分の居場所を見つけよう」と必死だった、ということです

自分の力では他の同僚に差をつけられてばかり、なんとかして自分がこの会社にいる理由を作りたい

そこで僕という新人に逐一注意することで「若人に社内のイロハを叩き込む頼りになる上司」という居場所を見つけようとしたのです

周りのアピールのため、そして普段恵まれない自分への慰めのため

あなたの上司も同じ境遇だとしたら納得がいきます

「なんとか自分の存在感を示さなくてはいけない」、そんな風に悩んだ結果が、あなたへの執拗にわたる些細なミスへの指摘です

無理矢理にでもあなたへミスを指摘することで、周りに蔑ろにされた自分の役割を見出そうとしているのです

本来会社員に向いてないであろう人が無理に会社員を続けようとすると、そういった悲劇が起こります

どうでもいいミスを指摘された当時は僕もムカつきましたが、あの上司も苦しんでいたんだろうなと思うと、彼もまた労働に人生を狂わされた1人ということは疑いようがなく同情を禁じえません

働く人間の情緒というのはかくも不安定なのだと

働かなくていい身分となった今となっては働かなくてはいけない者の悲哀の一部だと、受け止めています

しかし、そんな上司の精神安定剤がわりにマウント台にされるあなたはたまったものではないでしょう

力を抜けるところは抜くのが、デキるサラリーマンですからね その抜いても問題ないところをネチネチ責められるのがイライラするのは分かります

あなたの担当業務にだけキツく当たってくる、とのことですが、きっとあなたが言いやすい人なのでしょう

解決方法…直接言うのは角が立ちますよね

「先手を打って、これで間違いないでしょうか、と自分から聞きに行く」というのはどうでしょう

上司からの自発行為だと「注意」になり、あなたも不快な思いをするでしょう

こちらから聞いたのであれば、相談となり上司サイドの顔も立ち、こちらも報連相ができる部下として扱われ不快な思いをすることはないでしょう

しかしこのリスクとして「俺はこの部下に頼りにされている」と上司が助長してしまうことです

「よし、悩み聞いてやるから飲みに行くぞ!」なんてなった日には目も当てられません

それが嫌なのであれば、僕がよくやっていたのはその上司のさらに上の上司に相談する、というものです

「上司の〇〇さんが取るに足らない小さい違いを指摘してきて、他の業務が進まないんです…」とさらに上の上司に相談です

そして、おい、またこの書類間違っていたぞ!と言われたら、「ああ、すみません。ただ、この前、部長に聞いたら社内向けの資料でこの程度なら問題ないと言われましたので…」とチクッと言えば相手だってサラリーマン、上司の意向を無視する訳にはいかないでしょう

僕がそうして部長に相談した時、「俺がいるんだから忙しい部長に相談するな!」と課長はめちゃくちゃ嫌がってました それでも僕は課長を無視して部長に相談してましたけどね

会社に依存するサラリーマンなら嫌がりますよ、これは

しつこく言ったらまた部長に密告されるかも、課長がそう思えば執拗に小さなミスを指摘してくることは無くなるのでは?

まぁ部長が話の分かる人だからできることですが

僕なら、労働者の悲哀だと分かった今では、同じことを言われてもそこまで頭に来ないと思いますね

あなたも、「俺がいるうちにいくらでもミスを指摘するがいい、そのうち俺はセミリタイアしてイキがれる対象すらいなくなるのだから、いい気味だぜ」と思いつつ、スルーするのもひとつの手ですよ

そして、そうした小さなイライラすらもバネにセミリタイアへ努力を続けて誰にもネチネチ言われない身分を手にしてください