セミリタイア老師 人生よよよのゆったり余生セミリタイアブログ

後進の育成も終わり、ひたすら死を待つブログ

11年働いて、なんの成果も得られませんでした!

どうもよよよです

「仕事をしなくなると人間衰えると言いますが、よよよさんは衰えましたか?」

もちろん、衰えてますよ

特に業務遂行能力がね

今、前職のダンボール箱の梱包係をやれと言われても俺はもう出来ないんじゃないかな?

もう今のストレスフリーな生活に慣れすぎて、朝起きられないし、朝のラッシュも耐えられない、作業の集中力も続かない、もう多少の人間関係のしがらみもゴメンです 今の僕は働く能力をほとんど失っています

まぁでも、よくよく考えてみると「仕事を遂行する能力」なんてろくな能力ではありません

ルーチンワークを1日10時間も続けられる能力、上司に理不尽な指示をされても我慢して従える能力、台風や風邪でも自分の身体の危険を省みず会社に行ける能力、気に入らないことがあっても周りが動かないなら自分も動かない、空気を読む(笑)能力…

泣きも笑いもする感情のある自分を意思も感情のないロボットに落とし込む能力のことを総称して、「業務遂行能力」と呼ぶんです

社会のため尊い仕事を行うという金科玉条のためなら、それらの悪習は全肯定され、今の社会では正義です

世間の人達はこのろくでもない「業務遂行能力」を高めるため、自己成長という名の人間性を捨てる作業を嬉嬉として日々行っているんですよ 悲しくなります

そんな能力が僕はだんだんと衰えている…これは僕にとって「歓び」です

全てを我慢していたあの日々の悪習が心身から徐々に抜けていき、解毒されていく…

そんな様子を世間の人間が

「よよよのヤツ、衰えたなぁ‪w無職になんてなるからだよ、みっともねぇ‪w」

と指を指して笑うのなら僕はその声を受け入れましょう

「すみません、衰えてしまって…もう働く能力がないので働くのは皆さんにお任せします…」

もう僕の無職年数も2年に近づいていて、そろそろ解毒も完了するでしょう

11年間の苦々しい仕事から無理やり覚えさせられた悪習や仕事を行ううえで都合のいい人格の矯正、全て捨て去り過酷な仕事から自分という人間を守れた、ということです

「あなたは11年間、この仕事でなにを学び何を得ましたか?」そんな質問をされても「なんの成果も得られませんでした!」と堂々と胸を張って宣言することができるでしょう

そんな衰えていく自分に誇りを持って無職生活を営んでいきたいと思います