どうもよよよです
あーあ、毎日、仕事仕事で嫌になっちゃうよ
トゲトゲしい現代社会から離れてたまにはゆっくりと古代の歴史に触れたいなぁ…
そんなふうに考えている原始回帰希望読者も多いと思います
9月9日、国東市 弥生のムラにて、一番の地元名物を決める「T-1グランプリ」と無料で昔の人々の暮らし体験ができる「古代祭り」があるとの情報をキャッチし、三度の飯より古代が好きな僕は小雨の降る中、自転車を走らせて行ってきましたよ
僕が着いた頃にはT-1グランプリ会場の盛り上がりは最高潮
国東市内の強豪飲食店が我こそは!と自慢の料理を出品し、ゲストの舌を唸らせていました
国東オムそば、六郷焼き、太刀魚のフライ、姫島タコの串焼き、椎茸寿司…
などなど国東名産ザクザクの激推しラインナップ
国東マニアなら喜びのあまり卒倒してしまうでしょう
会場は食いしん坊にはたまらない、なんともいい匂いに包まれていました
まぁですが、僕のメインはそちらではありません
後ろ髪を引かれますが、僕は古代祭り会場へ足を運ぶ
古代祭り会場では、普段有料の勾玉作り、火起こし体験が無料で楽しめるのに加え、とんぼ玉作り、弓矢の射的体験ができるとのこと
とんぼ玉作り体験を僕はぜひしてみたかったが、既に希望者が殺到していて順番待ち名簿には名前がズラっと並んでしまっていた
しかも造形してから加熱し完成には1時間半かかるとのことで、僕は寝坊して出遅れたこともあり今回は見送らざるを得なかった
うーん、残念だが、また来年だな
火起こし体験コーナーでは弓状の火起こし器で木と木くずを擦り合わせた摩擦熱で火を起こす、本やテレビなどでよく見る火起こし体験ができるようだった
こちらはとんぼ玉と比べると空いていたので僕も体験させてもらったが、なかなか難しい
僕が苦戦する隣で中学生ぐらいの子が易々と火種を作ってるのを見て、負けてなるものかと大人の安いプライドを発揮し必死こいて火種作りに成功した
見たか!これが30歳になった男のチカラだ
ここはたたら製鉄体験ができる、たたら場コーナーだ
もののけ姫でしか聞いたことのない単語だが、たたらとは炉に空気を送り込む「ふいご」のことを言うらしい
たたらで空気を送りそれによって得た熱で砂鉄から高純度の鉄を取り出す製鉄法、それがたたら製鉄なんだと
僕もたたら体験ということで、たたらで炉に熱を送り込ませてもらった
比較的温度が低くても可能な製鉄法らしいが、製鉄法にしては、の話なので当然炉の周りはアチアチで汗かき30歳無職の水分をしっぽり絞られてしまった
まぁでも楽しかった、次もののけ姫を見る時はたたら場のシーンをもう少し理解出来そうだ
弥生のムラでは竪穴式住居と高床式倉庫のモデル展示も普段から行われている
しかし、ネジも釘もないのにこんな立派な家や倉庫を作れるというのは改めて考えるとすごいことです
私も1人の節約家として今あるものでなんとかする精神、バイタリティは学ぶべきところがあると思いました
最後に勾玉(まがたま)作り体験
この秋のオシャレアイテムとして、勾玉は老若男女問わずひとつは持っておきたいですよね
このロウ石のブロックを紙ヤスリで削り勾玉の形にしていく
3枚のヤスリを渡され、目が荒いヤスリから豪快に削り徐々に細かいヤスリで表面をキレイにしていく
荒いヤスリで石の表面を擦ると、小気味よい感触とともに石が削れる
ひたすらに石をヤスリで削る
こういう地味な作業は好きだ、つい夢中になってしまう
できあがった完成品がこちら
いかにもブロックから削りだしました、みたいな形になってしまった
もう少し時間をかけて丸くしたかったが…まあ、いいだろう
受付でヒモをつけて首にかけれるようにしてもらった
これで秋のオシャレひとりじめ
弓矢体験は子どもしかいなかったから、流石に30歳の羞恥心が働いてパス
しかし、これらの体験が無料で楽しめるんだから、なかなか太っ腹だよな
この他、屋内では茶道の先生によるお茶の振る舞いや地元楽団によるミニコンサートなども開かれて盛りだくさんだった
無料で楽しめるのはこの古代祭りの時だけだから注意して欲しい
この時期に国東市に来る用事があったら皆さんも古代祭りをぜひ要チェックだ
古代パワーを得て、セミリタイア生活への活力をさらに増強した僕は満足して杵築市に帰っていった…